このほど、広東省人民政府と京東グループによる戦略的協力協定の締結式および京東産発「RoboBase」プロジェクトの着工式が、広州市黄埔区で開催された。
式典では、広東省人民政府と京東グループが包括的な戦略的協力協定を締結した。双方は、消費発展、現代物流、デジタル経済、スマート医療、家政サービス、サプライチェーン構築、現代農業、政府・企業間協力、地域本部建設の9分野を重点領域とし、全方位的な戦略協力体制を構築していくことで合意した。
協定に基づき具体化される初のモデルプロジェクトとなる京東産発「RoboBase」プロジェクトは、同日、広州黄埔科学城で着工した。これは京東がロボット分野において世界で初めて展開するRoboBaseプロジェクトであり、2028年末までに全面完成、2029年に竣工・操業開始を予定している。生産能力が全面的に発揮された後の年間生産額は約17億5000万元に達する見込みである。
紹介によると、京東グループは今後5年間の重要な戦略方向として、ロボットとAIを位置付けている。京東産発「RoboBase」プロジェクトは、先進製造業とロボット分野における同社の中核的な事業展開の一環であり、「研究開発―製造―応用―サービス」の一体化を目標に、開発からサービスまでを網羅するロボット産業エコシステムの構築を推進する。
同産業パークは、広州黄埔科学城の中心エリアに位置し、総建築面積は約19万平方メートルに達する。京東のロボット産業エコシステムを原動力とし、産業分野における実用シーンへの展開を軸に、グリーン型エコパーク、研究開発センター、独立型本部棟など多様な機能を備えた施設を整備する。研究開発設計、生産製造、中間試験・成果転化、企業本部、製品展示、生産関連サービスなどの機能を集約する。
同プロジェクトは、主に3つの取り組みに重点を置く。一つ目は「集積」である。政府・企業双方の力を結集し、省、市、区の各レベルの政府との意思疎通と協力を強化する。二つ目は「産業チェーン強化」である。産業エコシステムをつなぎ、産業チェーンの川上・川下企業やパートナーを集積するとともに、研究開発、調達、生産、販売、物流、保管、金融など各段階の連携を促進する。三つ目は「ブランド確立」である。ブランドモデルとしての価値を高め、ロボット産業分野における京東の事業展開の象徴的プロジェクトとして位置付ける。
着工式では、「京東具身知能×サービス消費産教融合型オーダーメイド人材育成クラス」の契約式も同時に開催された。広東省内10の職業教育機関が一斉に契約を締結し、京東と連携して具身知能、現代サービス消費などの分野における高度技能人材の育成に取り組む。教育、人材、産業の各チェーンを深く融合させ、産業の転換・高度化を支える強固な人材基盤の構築を目指す。