広州市が河川長制度を全面導入してから10周年を迎え、このほど開かれた記者会見で、広州市黄埔区の徐丹副区長は、黄埔区が「水を生かした産業振興、水を通じた住民の所得向上、水を通じた文化の継承」の3つに力を入れていると説明した。
第一に、南崗河における「幸福河湖」づくりを通じて、流域に一定規模以上の企業が1,600社超集積した実績を総括し、その経験を広める。さらに、南崗河、逕下水系、扶胥運河などの資源を一体的に活用し、水環境を生かした産業ベルトの形成を進める。
南崗河
第二に、逕下村と黄麻コミュニティーが連携し、農業・文化・観光を融合させた農村振興のモデルエリアを整備する。これにより、生態環境の改善による効果を、住民の所得向上や村の発展につなげる。
第三に、海上シルクロードの歴史・文化資源を掘り起こし、「扶胥十二時」と題する観光プロジェクトを展開する。「昼は散策しながら景観を楽しみ、夜は船上から灯りの映る景色を楽しむ」という昼夜2つの観光ルートを整備するとともに、関連企業と連携して産業研学商品を開発し、生態・経済・文化の各価値を総合的に高める。
扶胥運河の夜景
今後、黄埔区は南崗河における全国的な「幸福河湖」のモデルとしての成果をさらに確かなものとし、区全域での「幸福河湖」づくりを加速させる。住民の暮らしを豊かにする河川・湖沼の整備に力を注ぎ、広州市における河川長制度のさらなる浸透と実効性向上に貢献するとともに、粤港澳大湾区(広東・香港・マカオ・グレーターベイエリア)における水環境ガバナンスの近代化に向けて、黄埔区の経験を提供していく。(文:盧佳圳)