「天下のライチは広東にあり、ライチの逸品は黄埔にある。」毎年恒例の黄埔ライチシーズンが今年も到来した。蘿崗桂味、蘿崗糯米糍、賢江双肩紅、新龍帝鼎、冰荔などの高品質品種が順次市場に出回る予定で、蘿崗ライチ市場も6月15日に正式に開市した。
黄埔区におけるライチ栽培の歴史は1000年以上に及ぶ。区内の栽培面積は約2万4000ムーに達し、1万ムー規模の百年以上の古木ライチ群落を有する。主要生産地は蘿崗、雲埔、永和、新龍などの街道・鎮に広がっている。なかでも蘿崗ライチ市場は約600年の歴史を誇り、広州で最も古いライチ集散市場の一つとして知られている。
黄埔産ライチは品種が豊富で、それぞれに特色がある。蘿崗糯米糍は中国の国家地理的表示産品で、果肉が厚く種が小さいことが特徴。口当たりはなめらかで甘みが強く、嶺南を代表するライチの銘品として知られ、6月中旬から下旬にかけて出荷される。
蘿崗桂味は「ライチ三傑」の一つに数えられる名品で、果肉はシャキッとした食感を持ち、天然のキンモクセイを思わせる芳香が特徴。保存性にも優れ、風味の良さで高い評価を得ている。
賢江双肩紅は600年以上の栽培の歴史を有し、独特な果形と濃厚な蜜のような香りが特徴で、すでに団体商標として登録されている。新龍帝鼎は、恵まれた山水環境と土壌条件を生かして育成された品種で、見た目、食味ともに優れている。
また、高級品種である冰荔は、きめ細かくなめらかな果肉と非常に高い糖度を誇り、「ライチ界のエルメス」とも称される。6月中旬からいち早く市場に登場する予定だ。