近年、広州市黄埔区・広州開発区は国際発信の新たなモデルを積極的に模索し、日本語版および韓国語版の公式ウェブサイトを相次いで開設した。すでに運用されている英語版と合わせ、「三方向で海外に発信する」体制を構築し、多言語による国際発信の新たな拠点を形成している。世界に向けて黄埔区の魅力と活力を生き生きと発信している点が特徴だ。なお、広州市の11区の中で、英語・日本語・韓国語の3言語サイトを同時に開設している行政区は黄埔区のみであり、国際発信における先導的地位を示している。

黄埔区多言語ウェブサイトの画面
黄埔区の対外広報における重要な窓口として、多言語サイトは画像・文章・動画を組み合わせたマルチメディア形式を採用し、英語・日本語・韓国語の3言語で情報を提供している。投資誘致、地域ニュース、科学技術イノベーション、開放政策、生態環境、生活サービスなど多角的な分野から発信を行い、広州開発区・黄埔区の優れたビジネス環境と居住環境を包括的に紹介している。
同サイトでは、バイオ医薬、科学技術イノベーション、新エネルギーといった基幹産業の動向や最先端の成果について、利用者が深く理解できるよう工夫されている。特集記事、深掘りレポート、アニメーション動画など多様な手法を通じて、産業面での強みと成長ポテンシャルを分かりやすく伝え、海外の受け手が黄埔の革新力と産業競争力を直感的に把握できる内容となっている。
また、同サイトは黄埔区の発展の歩みと都市ブランドの発信にも力を入れている。海上シルクロード文化の発祥地としての歴史から、現代的なイノベーション都市への変貌、良好な生態環境や利便性の高い生活サービスに至るまで、多言語サイトは海外の人々が黄埔を知り、理解し、関心を深めるための重要な窓口となっている。
粤港澳大湾区の建設や高水準の対外開放といったマクロ環境を背景に、黄埔区・広州開発区の多言語サイトは地域特性を踏まえつつ資源の統合を進め、対外発信の幅と深さを拡大している。単なる情報発信の場にとどまらず、投資誘致や人材招致、都市イメージの発信、国際交流の重要な基盤としての役割も担っている。
サイトの高水準な運営は、地域の高品質な発展と相乗効果を生んでいる。統計によると、広州市には現在5万社を超える外資系企業が存在し、そのうち黄埔区には約5500社が集積、世界500強企業による投資プロジェクトも330件以上に達している。2025年だけでも、新規設立の外資企業は473社(前年比60.3%増)、契約ベースの外資利用額は13億3700万ドル(同5.6%増)、実行ベースの外資利用額は13億3400万ドルで市内首位を維持した。これらの成果は、多言語サイトが地域価値を的確に発信し、グローバル資源の結節点として機能していることを裏付けている。
数年にわたる運営を経て、同サイトはすでに黄埔区・広州開発区の国際的な「名刺」となっている。国際的な知名度と影響力の向上に寄与し、世界からの関心を引き寄せるとともに、地域の高水準の対外開放と高品質発展を支える重要な発信力となっている。
今後、黄埔区・広州開発区の多言語サイトは、内容の充実や表現手法の革新、サービス向上をさらに進め、より開かれた姿勢と分かりやすい言葉で「黄埔ストーリー」を発信し続け、国際発信力の強化に向けた新たな展開を切り開いていく方針である。(文・写真=祝暁)