TCL華星光電技術有限公司(TCL華星)は10月21日、広州開発区・黄埔区において、第8.6世代印刷有機ELディスプレー(OLED)生産ライン(以下「t8プロジェクト」)の建設を正式に開始した。

TCL華星のt8プロジェクトが着工した
TCL科技集団股份有限公司の上級副総裁でTCL華星の最高経営責任者(CEO)を務める趙軍氏は、「t8プロジェクトは中国のディスプレーメーカーが初めて高世代AMOLED(アクティブマトリックス式有機EL)分野で画期的な技術的牽引力と市場主導力を確立する初の事例となる」と述べた。
広州開発区・黄埔区は、広州市における新型ディスプレー産業発展の中核拠点として、パネルの年間生産能力が市全体の4分の3以上を占めている。黄埔区は、リーディング企業の集積、先進的な技術力、充実した産業支援体制、多様な応用シーンといった優位性を最大限に発揮し、超高精細映像および新型ディスプレー産業のバリューチェーン上位への発展を力強く推進、「世界のディスプレー都市」の中核エリアを目指している。