2025年9月12日から13日にかけて、「2025ヤブリ企業家フォーラム第21回夏季年会」が広州市黄埔区で開催された。
本年会では「AI」が最大のキーワードとなり、出席した企業家の間で活発な議論が交わされた。世界経済の新たな局面に直面するなか、参加者は、成長のボトルネックを打破するための二大要素として「AI技術」と「海外市場への展開」を挙げた。
広州を拠点とする佳都科技集団の陳嬌董事長は講演で、「広州は私たちのようなテクノロジー企業に数多くの革新的な応用シーンを提供している」と述べた。例えば、スマート交通システムにおいて、リアルタイムの交通データとAIによる意思決定を基盤に信号制御を動的に最適化することで、交通効率を大幅に改善できるという。
一方、海外展開に関しては、瑞安集団の羅康瑞主席が「中国企業はより広大な国際市場で世界のトップ企業と競い合う必要がある。それが企業に技術革新、ブランドの高度化、経営改善を促すだろう」と強調した。
ヤブリ企業家フォーラム夏季年会は2024年に初めて広州開発区・黄埔区で開催されて以来、メンバー企業のプロジェクトが次々と同区に進出している。現在、広州開発区・黄埔区は強固な製造業基盤と強力な技術革新力、利便性の高いビジネス環境を備え、中小テクノロジー企業にとって肥沃な成長の土壌となっている。2025年1月から7月までに同区で新規設立された外資系企業は188社に上り、前年同期比12%増を記録。投資熱は引き続き高まりを見せている。